ご挨拶

ご挨拶

埼玉医科大学グループ全体のモットー「Your Happiness Is Our Happiness」、すなわち「患者さんの幸せと喜びの実現が私たちの目標であり喜びです」の実現に向けて日々真剣に取り組んでおります。これからも高い専門性でじっくりと十分な外来診療ができる「最寄り」のクリニックを目指して皆さんの健康長寿の実現に貢献していきたいと念願しております。

埼玉医科大学かわごえクリニックは、川越駅前に位置し、大学病院を市民の皆さんにつなげていく「最寄り」の「大学病院」のクリニックです。診療の形態は予約制ですが当日受診を希望される方はお申し出ください。
 当クリニックの診療体制は、現在までに19診療科に拡充されております。まず、平成16年開設時にメンタルクリニック、こどものこころ、整形外科・スポーツ医学、骨粗鬆症、リハビリテーション、ペインクリニック、東洋医学(鍼治療、漢方)、形成・美容外科の科でスタートし、平成23年には、小児神経(現在、小児てんかんクリニック)、小児成長・発達支援外来、小児糖尿病・生活習慣病外来が加わり、平成26年からは内科の糖尿病・内分泌・生活習慣病外来、小児外科、令和2年から消化器・肝臓疾患/機能性消化管障害外来・難治性肝障害外来、それに海外渡航・感染症/トラベル・ワクチン外来、令和3年からはIBD外来、血液凝固外来、そして今年(4年)から遺伝外来も始まりました。
 当クリニックの特徴としては、医科大学所属のクリニックであるために、大学病院のサテライトでありゲートとなる診療を行っているということです。特に令和2年11月24日からは当クリニックもコンピューターによる電子カルテが実現し、三つの大学病院、埼玉医科大学病院、埼玉医科大学総合医療センター、埼玉医科大学国際医療センターとラインでつなぐ計画です。 電子カルテを利用してそれぞれにて受けた診療内容が双方で閲覧でき、さらに検査や外来紹介、入院治療に生かされ、より簡便に病診連携ができるようになります。いわば町の中で最先端医療がうけられることとなり大学病院での診療が継続されるという形になります。
 また、当クリニックのもう一つの特徴は、各専門科の連携による統合的ないし総合的医療が受けられることです。統合的ないし総合的医療とはいわゆる「統合医療」とは異なり、多くの科が連携して治療にあたることを意味します。例えば消化器疾患であれば、まず従来の消化器内科専門医と漢方医学専門医、鍼灸師、臨床心理士と協力して統合的な他科連携の医療を実現しています。また、整形外科、骨粗鬆症科、リハビリテーション科、ペインクリニック、鍼治療でも協力して各科連携の治療を行っております。小児科系もこどものこころ、小児てんかん、小児外科、成長発達支援・小児糖尿病、遺伝外来と関連する診療科が揃っています。
 これらの複数科による統合的ないし他科連携の医療は、各専門科の枠を超えて多くの専門的知識に基づき、それぞれの科の治療法からそれぞれの患者さんに相応しい治療を実現することになります。
 また、西洋医学と東洋医学の融合が実現し西洋医学と東洋医学それぞれの有用性を生かした新しい医療を実現することにもなります。
 「大学病院」のクリニックは教育も重視しています。患者さんや市民の皆さんご自身の病気について理解していただくために「市民公開講座」を企画しております。
 これからも高い専門性で十分な外来診療ができる「最寄り」のクリニックを目指して皆さんの健康長寿の実現に貢献していきたいと念願しております。

令和4年1月24日
埼玉医科大学かわごえクリニック
院長 屋嘉比康治

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