女性ヘルスケア外来
女性ヘルスケア外来
女性のからだは、思春期から人生の後半まで大きく変化します。
当クリニックの女性ヘルスケア外来は、そうした変化に寄り添い、安心して相談できる窓口です。
女性医師を中心に、大学病院の専門性を生かしながら、「話しやすさ」と「安心感」を大切にして診療を行っています。
病気かどうかわからないという段階でも構いません。
当院では、年代やライフスタイルに合わせた4つの専門外来を設けております。ご自身の悩みに合った外来のページにて、詳細をご覧ください。
ユース外来
(小・中・高校生女子) (第1・3土曜日 14:00-17:00)
思春期の月経やからだ、性に関する悩みを、年齢や状況に配慮して丁寧に診療する外来です。
月経がこない、月経痛が強くて学校生活に支障がある、PMS(月経前の不調)が辛いといったご相談に対応します。
原則として内診は行わず、必要最小限の検査で対応いたしますので、親子でのご受診も安心です。
女性アスリート外来
(小学生〜大学生から、プロ・一般の方まで)(火曜日または土曜日 不定期、お電話で問い合わせの上、予約をお取りください)
スポーツを愛するすべての女性が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、医学的な側面からトータルにサポートします。
無月経や月経困難症などの月経トラブル、試合に合わせた月経移動、貧血や慢性的な疲労感、疲労骨折の予防など、アスリート特有の悩みに幅広く対応します。
日本スポーツ協会公認スポーツドクターなどの資格を持つ女性医師が担当し、必要に応じて埼玉医科大学総合医療センターの栄養士や理学療法士とも連携します。
プレコンセプションケア外来
(主に20〜30代の女性) (毎週火曜日 14:00-17:00と第1・3土曜日 9:00-12:00)
将来の妊娠も見据えた健康管理(プレコンセプションケア)を行う外来です。
今すぐ妊娠を考えていない方でも、ご自身のからだの状態を知る目的で受診していただけます。
妊娠に影響する可能性のある生活習慣のチェックや、婦人科疾患のスクリーニング、希望に応じた卵巣の状態評価(AMHなど)を行い、必要に応じて専門外来へご紹介します。
中高年女性のヘルスケア外来
(毎週火曜日 14:00-17:00と第1・3土曜日 9:00-12:00)
閉経前後のからだの変化に伴う不調を医学的に評価し、症状に合わせたケアや治療を行います。
乾燥、痛み、尿トラブルなどの閉経関連尿路性器症候群(GSM)をはじめ、ほてりや発汗、気分の落ち込みといった更年期症候群、骨粗鬆症の評価と治療、異常子宮出血の原因鑑別など、年齢とともに気になる悩みを総合的にサポートします。
大学病院と連携した安心の診療体制
当外来は、埼玉医科大学総合医療センターと連携しており、より専門的な検査や治療が必要な場合にもスムーズにつなぐことができます。大学病院に行く前に、まずは身近なところで相談したいという方も、ぜひお気軽にご利用ください。初診・再診ともに予約制となっておりますので、まずはご予約をお願いいたします。
ユース外来
ユース外来は、小学生・中学生・高校生の女子を対象とした外来です。
思春期は、体や心が大きく変化する大切な時期ですが、
- 「これって病気なのかな?」
- 「誰に相談したらいいかわからない」
- 「婦人科はちょっと怖い…」
と、不安を抱えたまま我慢してしまう方も少なくありません。
当クリニックのユース外来では、思春期の女の子が安心して相談できる場所として、女性医師を中心として、大学病院の専門性を生かした診療を行っています。
診療日時・受診方法について
ユース外来は、第1・第3土曜日の午後(14:00〜17:00) に開設しています。
- 原則として 予約制 ですが
- 「今日相談したい」「予約を取りそびれた」という場合でも、予約なしで受診していただけます。
※完全予約制ですが、空きがあれば当日受診も可能です。まずはお電話ください。
学校がある平日は通院が難しい方や、「思い立ったときに相談したい」という気持ちを大切にした診療体制です。
対応する主な症状・お悩み
ユース外来では、以下のようなお悩みに対応しています。
- 月経がなかなか始まらない(無月経)
- 月経痛がつらい、学校生活に支障がある(月経困難症)
- 月経前に気分が落ち込む、イライラする(PMS)
- 月経周期が不規則、出血の量が気になる
- 身体の発育や体型に関する不安
- 性や体についての悩み・疑問
「こんなこと相談していいのかな?」と思う内容でも、どうぞ安心してご相談ください。
診療の特徴 〜安心して受診できる体制〜
内診は原則行いません
ユース外来では、原則として内診は行いません。
お話を丁寧にうかがい、必要最小限の検査で診断・治療を進めます。超音波検査や採血などについても、必要性をきちんと説明したうえで実施します。
大学病院クオリティの診療
思春期特有の症状の中には、ホルモンの変化による一時的なものもあれば、早めの対応が望ましいケースもあります。
当クリニックでは、大学病院レベルの専門的な視点で診断を行い、必要に応じて治療や経過観察を行います。
保護者の方へ
思春期の体や心の変化は、本人にとっても説明しづらいことが多くあります。
ユース外来では、お子さんの気持ちを尊重しながら、必要に応じて保護者の方にも丁寧にご説明いたします。
ユースのみなさんへ
女性アスリート外来
【女性アスリート外来】 〜すべての世代のアスリートが、最高のパフォーマンスを発揮するために〜
このようなお悩みはありませんか?
「試合の大事な時期に体調を崩しやすい」 「女性特有の悩みで練習に集中できない」
日常の小さな違和感から、競技生活に関わる重大な悩みまで、当外来が幅広く対応します 。
- 月経の悩み:
- 月経不順、無月経、強い月経痛(月経困難症)、過多月経
- コンディショニング:
- 試合に合わせた月経移動、ピルやホルモン治療の相談
- パフォーマンス低下:
- 慢性的な疲労感、貧血、急激な体重減少
- 怪我の予防:
- 疲労骨折を繰り返す、骨密度への不安
- 成長期の悩み:
- 小中学生の初経遅延、思春期の体調不良
当外来のコンセプト
かわごえクリニックでは、スポーツに励む皆様を医学的側面からトータルにサポートいたします 。
【2つの安心ポイント】
- 専門資格を持つ「女性医師」が担当 日本スポーツ協会公認スポーツドクター、および日本医師会認定健康スポーツ医の資格を持つ女性医師が対応 。女性特有の身体の悩みに対し、専門的な視点からきめ細やかに寄り添います 。
- 二人三脚のサポート体制 私たちは単に治療を行うだけでなく、アスリートが最高の状態でスタートラインに立てるよう、結果にこだわってサポートいたします 。
対象となる方
競技レベルの高さは問いません 。運動を愛するすべての女性が対象です 。
- 部活動やクラブチームに所属する学生(小学生〜大学生)
- 実業団・プロ・競技アスリート
- ジョギングやジム通いなど、運動習慣のある一般の方
診療・連携体制
- 1. 専門的な診察と検査 丁寧な問診(競技内容・月経歴・食事など)を実施 。必要に応じて血液検査や骨密度検査を行い、科学的根拠に基づいた評価を行います。
- 2. 多職種連携によるトータルケア 当クリニックでの治療・生活指導に加え、必要に応じて埼玉医科大学総合医療センターの栄養士や理学療法士と連携。食事面やリハビリテーションを含めた包括的なサポートを提供します
プレコンセプションケア外来
いまの私と、未来の私のために
「プレコンセプションケア(プレコン)」という言葉を、あなたは知っていますか? コンセプション(Conception)は「受胎・新しい命を授かること」を意味します。つまりプレコンとは、将来の妊娠を考えながら、女性やカップルが自分たちの健康に向き合うケアのことです。
これは決して、いつか出会う赤ちゃんのためだけのものではありません。 「人生100年時代」といわれる今、10代から高齢期までを自分らしく、健やかに過ごすための「ライフコース・ヘルスケア」という考え方がとても大切になっています。
今のあなたのからだとこころをメンテナンスすることは、仕事もプライベートも欲張りたい今の自分を支え、そして未来の自分へ贈る最高のプレゼント(Future Present)になります。
対象となる方:こんな悩み、ありませんか?
「まだ妊娠の予定はないけれど…」という方も大歓迎です。当外来は、すべての女性の「かかりつけ医」でありたいと考えています。
- いつか妊娠を考えている(時期が未定でも構いません)。
- 生理不順、生理痛、PMSなど、生理の悩みを仕事やプライベートに持ち込みたくない。
- 自分の今の健康状態をチェックしたい(貧血、卵巣の予備能など)。
- パートナーと一緒に将来の家族計画を考えたい。
- 持病があり、妊娠に不安がある(糖尿病、甲状腺疾患、てんかん、高血圧など)。
- ※持病がある方は、妊娠前からの適切な管理によって、妊娠のリスクを半分に減らせることが分かっています。
また、当外来は性の多様性を尊重しています。パートナーの有無や性自認に関わらず、ご自身の健康を大切にしたいすべての方に寄り添います。
主な検査内容(自費診療):未来への安心を数値でチェック
「今の私」を知るために、ガイドラインに基づいた具体的な目標数値を見据えた検査を行います。
1. 感染症検査とワクチン
妊娠中に初めてかかると、赤ちゃんに難聴や心疾患などの影響(先天性風疹症候群など)を与えるウイルスがあります。妊娠中はワクチン(生ワクチン)の接種ができないため、今のうちに抗体を確認し、必要なら接種を済ませておくことが大切です。
- 検査項目: 風疹、麻疹、水痘、おたふくかぜ、梅毒、クラミジア等
2. 一般検査(甲状腺・糖尿病・貧血など)
「なんとなく不調」の影に、数値の乱れが隠れていることがあります。
- 甲状腺(TSH): 妊娠の継続に重要です。プレコンではTSH 2.5 mIU/L未満を目指すのが理想的です。
- 糖代謝(HbA1c): 血糖管理は赤ちゃんの健やかな発育に直結します。目標はHbA1c 6.0%未満です。
- 貧血(血清鉄): 多くの女性が不足気味な鉄分。妊娠前から貯金しておきましょう。
3. AMH(卵巣予備能)検査
卵巣に残っている卵子の数の目安を知る検査です。ご自身の体の現在地を知ることで、キャリアプランやライフプランを立てる大切な指標になります。
4. パートナー検査
精液検査や感染症チェックを通じて、カップルで健康に向き合います。パートナーの健康習慣は、お二人それぞれのウェルビーイングに繋がります。
診療・カウンセリング:今日から始める「5つのプレコンAction」
検査結果をふまえ、今日からできる具体的なアクションを一緒に考えていきましょう。
| Action 1: | 今の自分を知ろう BMI(体格指数)が「やせ」や「肥満」に偏っていませんか? 自分の適正体重を知り、多様な自分を愛することから始めましょう。 |
|---|---|
| Action 2: | 生活を整えよう 禁煙、節酒はもちろん、バランスの良い食事を。特に葉酸は、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすため、妊娠の1ヶ月以上前から1日400μgの摂取が推奨されています。 |
| Action 3: | 検査やワクチンを受けよう 自分の体への「メンテナンス(点検)」を定期的に行いましょう。 |
| Action 4: | かかりつけ医を持とう 困った時に「あそこに相談しよう」と思える場所を持つことが、心の安心に繋がります。 |
| Action 5: | 人生をデザインしてみよう 100年続く人生の中で、いつ頃子どもを持ちたいか、仕事はどうしたいか。生物学的な背景も踏まえ、あなたらしい地図を描きましょう。 |
連携医療機関:高度な医療が必要な場合も安心
私たちは地域医療のゲートキーパーとして、お一人おひとりのリスクを丁寧に見極めます。
必要に応じて、高度な医療や管理が可能な「埼玉医科大学総合医療センター産婦人科専門外来」への紹介を行います。
持病をお持ちの方や、より専門的な高度医療が必要な場合でも、スムーズに専門機関へお繋ぎできる体制を整えています。
受診の流れ:まずは「プレコン宣言」から!
当外来を受診する前に、まずは自分自身で「プレコン」を始めてみませんか?
- プレコンノートをチェック 国立成育医療研究センターの「プレコンノート」をダウンロードして、今の自分の状態を確認。自分にできるアクションを選んで「#プレコン宣言」をしてみましょう!
- 電話での予約 プレコンノートを手に、お気軽にご予約ください。
- 医師によるカウンセリング・検査 お悩みをお聞きし、必要な検査を決定。当日、採血などを行います。
- 結果説明とライフプラン立案 後日、数値に基づいたあなただけのアドバイスを行い、一緒に未来をデザインします。
医師からのメッセージ
「まだ妊娠なんて先の話」「病気でもないのに病院へ行くのはちょっと…」 そう思われるかもしれません。でも、プレコンセプションケアに「早すぎる」ということはありません。
自分のからだとこころの声を聴き、整えることは、今のあなたが毎日をより輝かせるためのエネルギーになります。生理の悩みから将来への不安まで、どんな小さなことでも構いません。一人で抱え込まず、あなたの「かかりつけ医」として、一緒に一歩を踏み出しましょう。
あなたの100年の人生が、ずっと満ち足りた(ウェルビーイングな)ものでありますように。私たちが心を込めてサポートいたします。
中高年女性のヘルスケア外来
40〜50代以降の中高年期は、女性ホルモンの変化により、体や心にさまざまな変化が現れやすい時期です。
「年齢のせいだから仕方がない」と我慢せず、気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。当外来では、中高年女性特有の悩みに総合的に対応しています。
更年期症候群
更年期には、女性ホルモンの変動により、
- ほてり・のぼせ・発汗
- 動悸、疲れやすさ
- 気分の落ち込み、イライラ、不眠
など、さまざまな症状が現れることがあります。
当外来では、丁寧な問診や必要な検査を行ったうえで、
- 漢方療法
- ホルモン補充療法(HRT)
- 生活習慣へのアドバイス
など、お一人おひとりに合った治療をご提案します。
閉経関連尿路性器症候群(GSM)
閉経前後になると、女性ホルモンの低下により、
- 外陰部や腟の乾燥・かゆみ・痛み
- 性交時の違和感
- 頻尿、尿もれ、排尿時の違和感
などが起こることがあります。これらをまとめて閉経関連尿路性器症候群(GSM)と呼びます。
当外来では、症状やご希望に応じて、
- ホルモン療法
- 保湿を中心とした治療
- モナリザタッチ(自費診療)
などを組み合わせて治療を行います。
※モナリザタッチの詳しい説明は、別ページをご覧ください。
骨粗鬆症
女性ホルモンの低下は、骨の健康にも影響します。
骨粗鬆症は自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することがあります。
当外来では、骨密度検査をもとに診断を行い、埼玉医科大学かわごえクリニック骨粗鬆症外来と連携して、必要に応じた治療や予防を行います。
異常子宮出血
月経量が多くなった、出血が長引く、月経以外の出血があるなどの場合、異常子宮出血の可能性があります。
当外来では、PALM-COEIN分類という考え方を用いて、子宮の形の変化やホルモンバランスなど、出血の原因を整理しながら診断を行います。
PALM-COEIN分類についての詳しい説明はこちらをご覧ください。
さらに詳しい検査や専門的な治療が必要な場合には、埼玉医科大学総合医療センター産婦人科と連携し、安心して診療を受けていただける体制を整えています。
モナリザタッチ(腟レーザー治療)
― 閉経関連尿路性器症候群(GSM)の新しい治療選択肢 ―
中高年期になると、女性ホルモン(エストロゲン)の低下により、腟や外陰部、尿道周囲にさまざまな不快症状が現れることがあります。
こうした症状は、閉経関連尿路性器症候群(GSM)と呼ばれ、年齢の変化に伴う“自然な現象”である一方、生活の質(QOL)を大きく低下させることが知られています。
当外来では、保険診療による治療を基本としつつ、症状やご希望に応じて、モナリザタッチ(腟レーザー治療)という自費診療の選択肢もご提案しています。
モナリザタッチとは?
モナリザタッチは、炭酸ガスレーザー(CO₂レーザー)を用いて、腟内および外陰部にやさしくレーザーを照射する治療法です。
レーザーの刺激によって、
- 腟粘膜の血流改善
- コラーゲンの再生促進
- 粘膜の厚みと弾力の回復
が期待でき、腟や外陰部の「うるおい」や「しなやかさ」を取り戻すことを目的としています。
この治療法は、もともと顔の皮膚治療に用いられてきたレーザー技術を女性器治療に応用したもので、海外を中心にGSM治療の選択肢として広く用いられています。
こんなお悩みのある方に
モナリザタッチは、以下のような症状でお困りの方に検討されます。
- 外陰部や腟の乾燥・ヒリヒリ感・かゆみ
- 性交時の痛みや違和感
- 潤いの低下による不快感
- 頻尿、排尿時の違和感、軽い尿もれ
- 腟や外陰部の萎縮による違和感
※症状の原因や程度によっては、保険診療(ホルモン療法・保湿治療など)が適している場合もあります。診察のうえで、最適な治療法をご提案します。
当外来でのモナリザタッチ導入について
埼玉医科大学かわごえクリニック 女性ヘルスケア外来では、女性のライフステージに寄り添う新たな治療選択肢として、モナリザタッチを導入しました。
本治療の導入にあたっては、都内でも随一のモナリザタッチ治療実績を有する埼玉医科大学総合医療センター非常勤講師・海老根真由美医師より、施術方法・照射設定・安全管理に関するノウハウの指導を受けています。
これにより、総合医療センターの婦人科診療の視点を大切にしながら、安心・安全を最優先とした治療提供を行っています。
治療の流れと特徴
- 施術時間は 約5〜10分程度
- 多くの場合、強い痛みはありません
- 必要に応じて、表面麻酔を使用します
- 施術後すぐに日常生活に戻れます
- (※当日の入浴・数日間の性交渉は控えていただきます)
1回でも効果を感じられる方もいますが、症状に応じて 複数回の施術 をご提案することがあります。
費用について(自費診療)
- 1回:45,000円(税込)
- ※自費診療のため、健康保険は適用されません。
- ※治療内容や回数については、診察時に丁寧にご説明します。
大切にしていること
GSMに伴う症状は、「命に関わる病気」ではないかもしれません。
しかし、
- 日常生活の快適さ
- パートナーとの関係
- 自分らしさや自信
に大きく影響する問題です。
当外来では、「治す」だけでなく、「支える医療」として、患者さんお一人おひとりの価値観や生活背景を尊重しながら、治療の選択肢をご提案しています。
ご相談ください
- 保険診療だけでよいのか
- 自費治療を検討すべきか
- そもそも治療が必要なのか
迷っている段階でも、まったく問題ありません。
「年齢のせい」と我慢せず、どうぞお気軽にご相談ください。
異常子宮出血
異常子宮出血の原因を整理する
― PALM-COEIN(パーム・コイン)分類 ―
「月経の量が多くなった」「出血が長く続く」「月経以外の出血がある」など、いつもと違う出血がある場合、異常子宮出血と呼ばれます。
異常子宮出血にはさまざまな原因があり、当外来では原因を整理して考えるためにPALM-COEIN分類という考え方を参考にしています。
PALM-COEIN分類とは?
PALM-COEIN分類は、異常子宮出血の原因を
- 子宮の「形」に関係するもの(PALM)
- 体の「はたらき」に関係するもの(COEIN)
の2つに分けて整理する方法です。この分類を用いることで、必要な検査や治療方針を考えやすくなります。
【子宮の「形」に原因がある場合(PALM)】
- P:ポリープ
- 子宮の内側にできる小さなできものです。不正出血や、月経量が増える原因になることがあります。
- A:子宮腺筋症
- 子宮の筋肉の中に内膜が入り込む状態です。月経量の増加や、月経痛が強くなることがあります。
- L:子宮筋腫
- 子宮にできる良性のしこりです。大きさや場所によって、出血量が多くなったり、出血が長引くことがあります。
- M:悪性腫瘍・前がん病変
- 頻度は高くありませんが、重要な原因の一つです。必要に応じて、精密検査を行い慎重に評価します。
【体の「はたらき」に原因がある場合(COEIN)】
- C:血液の止まりにくさ(凝固異常)
- 血液が固まりにくい体質や、まれな血液の病気が原因で、月経量が多くなったり、出血が長く続くことがあります。
- O:排卵の乱れ
- 排卵が規則正しく起こらないと、ホルモンバランスが乱れ、出血の時期や量が不安定になることがあります。
思春期や更年期、強いストレスなどでも起こりやすい原因です。 - E:子宮内膜のバランス異常
- 子宮内膜がうまく整わないことで、少量の出血がだらだらと続くことがあります。
- I:薬の影響
- ホルモン剤や、血をサラサラにする薬などが、出血の仕方に影響することがあります。服用中のお薬は、診察時にお知らせください。
- N:その他・原因がはっきりしないもの
- 検査を行っても明確な原因が特定できない場合があります。その際も、症状に応じて経過観察や治療を行います。
当外来での診療について
当外来では、問診や超音波検査、必要に応じた血液検査を行い、PALM-COEIN分類の視点から原因を整理します。
さらに詳しい検査や専門的な治療が必要な場合は、埼玉医科大学総合医療センター産婦人科と連携し、安心して診療を受けていただける体制を整えています。
患者さんへ
異常子宮出血は、「年齢のせい」と思われがちですが、原因を確認することで、適切な対応が可能です。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
本ページの一部のイメージ画像は、AI技術(NotebookLM / Gemini)を用いて作成しています。
患者さんへの分かりやすさを重視し、当院の診療コンセプトに基づいた独自の図解資料として構成しています。





